SOME BOYS! TOUCH

後藤真希さんの新曲PVを観てテンション上がりまくったので興奮気味に更新。初聴・初見の『SOME BOYS! TOUCH』。曲調もPVのつくりもどことなく90年代のマドンナのようですごくいい! ただ真似をするだけじゃなくて、後藤さんの個性だって存分に活かされているし。露出過多な装いも扇情的なポーズも堂々としたものでとてもとても清清しい。どこのどなたですか、後藤さんのセクシー路線に異議を唱えているのは! むちゃくちゃにステキじゃないですか。

田中直がアレンジを手掛けた、との前情報で既に期待度は高まっていたのですが、予想を遥かに超えたものを差し出されてもうもう本当に嬉しいです。「フロア志向のアレンジ」と云えばとにかく音数減らして四つ打っときゃいいんだろ? これでヲタは踊っちゃうんでしょ? 的な考えのアレンジャー氏は彼の鮮やかな手腕に嫉妬しちゃえばいいのだ。そして安易な考えをこの際改めちゃえばいいのだ。そうしたらハロプロ楽曲はもっともっと面白くなるのに…! はなしが逸れてしまいました。この曲、四つ打ちトラックに絡む音の充実具合がスゴくて(こんな稚拙な表現しか出来ないなんて…口惜しい!)呼吸をするのも忘れそうなくらいそれはそれは熱心にアタマからオシリまで耳を傾けてしまいました。まさに手抜きなし。これが天才の仕事なのだろう、と感服。どの音を抽出しても多分ビックリするほどかっこいいんだと思う。そんな楽曲を文句なくかっこいい後藤さんがうたうのだから、「なにもそこまで!」ってくらいに眩いものに仕上がるのは至極当然、のことなのかもしれません。ここまでリリースが楽しみな楽曲はちょっと久しぶり。

けれど、タイトルがもうちょっとスマートでキャッチーなものだったら死角なしだったのにな、なんてふと思ってしまったり。ヲタはどこまでも貪欲なのだ。