怪しい隣人

昨日は青山陽一企画ライブ「怪しい隣人」を観に、下北沢QUEへ。出演は青山陽一THE SUZUKIムーンライダーズ鈴木兄弟)、ハミングキッチンの3組。

初聴・初見のハミングキッチンはアコギ+女性ヴォーカルのシンプルな編成のデュオ。ヴォーカルの方の、高音部で若干掠れ気味になる声がとてもいい。ラスト2曲はアオヨー+BM'sとのセッション。奥行きが生まれてこれまたいい感じに。

THE SUZUKI。ライダーズ好きを公言しながら、THE SUZUKIの曲を一曲も知らないわたしは多分ダメダメなファンです。ライダーズにハマるとその膨大な量の音源収集にとてつもなく苦労するのですよ。最優先はかしぶちモノなのですが、石川セリの『ファム・ファタル』がまったく見つかんないのはなんで。閑話休題THE SUZUKIのバックを務めるのはアオヨー+BM'sという贅沢な面々。慶一・博文・アオヨーのトリプルギターには痺れたなぁ。それぞれがそれぞれ個性的で。中でも、ギタリストとしての鈴木博文氏をじっくり堪能できたのがよかったです。こんなにタフなプレイをする人だったのか、と軽く衝撃を受けたのでした。普段の淡々とベースを爪弾く姿とのギャップは何だか新鮮。

本日のメイン、青山陽一。匂いたちそうなまでに土っぽいギタープレイがとんでもなく素敵。声もよく出ていたし、BM'sとの息ピッタリな演奏はホントに素晴らしかったです。セットリストにも歓喜。『ベッドが走る』『最後はヌード』『Great Question』大好きなこの3曲を聴けるなんていやもう至福。ゴリゴリめな新曲も初披露。9月に発売されるらしい新作に期待大、です。


さて、ついに養命酒CM出演を果たした鈴木慶一氏率いるムーンライダーズ。先日のライブの模様がこちらで観られます→http://www.gyao.jp/music/shake/ というわけで早速観賞したのですが、かしぶちさんの干され具合は一体どうなってるんだこれ。それでも時折カメラに抜かれる色男っぷりはメーター振り切りまくりでちょっとたまんない。ああカッコイイカッコイイ。それにしても、シンセドラムでもなく簡易ドラムでもなく、フツーのドラムセットを前にする氏の姿を拝める日は来るのでしょうか。こればかりが気掛かり。