HURRICANE NIGHT@SHIBUYA-AX

甘美なメロディに骨太なサウンド、男の色気と情けなさをさらけ出す直枝政広のヴォーカル…なんてまあ充実したバンドなんでしょう、ということでカーネーションを観てきました。まとめきれそうもないんで箇条書きにて失礼。

●3時間半ほどのロング・ステージ。バランスよく新旧織り交ぜたセットリストでした。『愛のさざなみ』なんかもプレイ(!)。
●ゲストはビブラフォンに香取良彦さん(ジャガー横田の旦那風)、ギターに青山陽一さん(かかかっこいい…)。スペシャルゲストは元カーネーションの鳥羽修さん。
ビブラフォンが効果的。曲によっては鍵盤の代わりを務めていたように思えました。
●個人的なハイライトは『SUPER ZOO!』『やるせなく果てしなく』の2連チャン。どちらもカーネーションに深く傾くきっかけとなった曲なもので。
●雄々しくリアレンジされた『摩天楼に雪が降る』。最初何の曲だかまったくわからないほど。
●新曲『SOUL POWER』。サビでの付き抜け感は相当心地好し。直枝さん曰く「カーネーション史上最も難しい曲」なんだとか。
●青山さんを迎えての『SUPERMAN』。まさかこれを聴けるとは。鍵盤不在で一体どうなるのか少しハラハラしましたが、まったく問題なく。
●アンコールラストは『夜の煙突』。正直「またか…」という思いもなくはないけれど、ひとたび曲が始まってしまえばそんな思いはすぐさま捻じ伏せられてしまいます。それほどの力を持った、現時点での最高傑作。偉大なる予定調和万歳。


来年、絶対、また。