聴きました

ムーンライト・リサイタル1976

ムーンライト・リサイタル1976

昨夜の白井良明inFNS歌謡祭には痺れました。そして一人カメラに抜かれるシーンには思わず口元がだらしなく緩んでしまいました。これがかしぶちさんだったらもう大変だった(私が)。何だったらライダーズが出演しちゃえばいいのに!

で、ムーンライトリサイタル。このようなアイテムが今このときにリリースされたことにまずは感謝。当時の空気を疑似体験できるなんて嬉しいことこの上ありません。細野晴臣矢野顕子、二人のステージもしっかり収録されていて得した気分です。特に矢野さんはまだデビュー前のステージ、ということでかなり貴重。これを聴いて当たり前のことを再確認しましたが、この人天才過ぎる。

ディスク1収録の『砂丘』。少し若い、けれどアンニュイなニュアンスを含んだかしぶち声に悶えたのは最早お約束。それにしてもこのフレーズ→「僕はいつも夢を胸に抱いて疲れている」……て、天才…! そして印象深いのが『スカンピン』。今の私と大して変わらないような年齢でこのような歌をうたえてしまうとは。決して表面ツラだけではない歌だからこそこんなにも沁みてくるのでしょう。思わず咽び泣く。


カナシミ

カナシミ

先行シングルは言わずもがな、アルバム書き下ろし曲も全部が全部それぞれ良いです。正直、ここまでのものに仕上がるとは思ってもいませんでした。外部プロデューサーを迎えることによって一皮も二皮も剥けたようです。何の衒いもないメロディアスな良質ポップスを聴きたければ迷わずにこれをチョイスすべき。

個人的にはGREAT3人脈の参加が嬉しい限り。