ムーンライダーズ@恵比寿ガーデンホール

毎度の如く雑感などを箇条書きで。


●オープニングは『スカーレットの誓い』。結構アレンジが変わっていて最初何の曲か気が付かず。

●ドラムは坂田学氏。ゲストに国吉静冶氏。もしかしたら土岐麻子嬢も…?なんていううまい話があるわけはなく。ちょっと残念。

●音響はイマイチ。ヴァイオリンやフルートの繊細な音がことごとく潰れていたように感じました。で、ベース音はやたら響くという。

●セットリストは基本的に前回と変わらず。追加されたのは前述の『スカーレット〜』、『ばら線の庭』。

●『さすらう青春』。前回同様、メンバーが一節ずつ持ち回りで担当。やっぱり涙腺を刺激する演出。

●『夢ギドラ85`』のインプロ。AX公演ではジャズのセッション、という印象を受けましたが、今回は何となくクラブ調。坂田氏のドラミングに拠るところが大きいと思われます。円を描くようなミニマルな奏法。

●慶一氏のヴァイオリンを使用した芸。見立てマスターベーションというとんだ下ネタ仕込みで披露。

●『BEATITUDE』(英詩Ver.)。おそらく多くの方は、慶一氏と白井氏のギター・バトル(?)パフォーマンスに関心が向いていたやもしれませんが、その後ろで坂田氏が非常にいい表情&動きをされていました。ついつい釘付け。彼もまた良いドラマーの一人です。

●ダブルアンコール。かしぶち氏ギターを抱え登場。8人で『Frou Frou』。慶一氏と一本のスタンド・マイクを共有する様は何となくレア。…というか、初かしぶち哲郎にひたすら感動。見目麗しいにも程がある。「もう大丈夫」と仰っていましたが、何となくしんどそうな場面も見受けられました。ゆっくり静養なさってください。

●総じて良い公演でした。こんなスゴい50代が居る、ということに改めて感動させて頂きました。私の父親と同世代か…ありえないな。