橿渕ソロ

Tetsuroh Kashibuchi Live Egocentrique氏について「かっけーかっけー」とばかり発言しているかのような私ですが、ちゃんとその音楽が好きです。先ずは音楽ありき。ヴィジュアルが好みだとかそんなんは付加価値の内のひとつです。
で、ようやく聴いたこちらのソロ作品。優れた楽曲が多いことに驚き。真に良い歌、というのは、無駄を削いだアレンジで一層映えるものなんだと感じました。「Fin」ではエロス成分過多故イマイチ聴き難いと感じていた『オブジェの花』。シンプルな編成でプレイされることにより、メロディの美しさが際立つと同時に詞の濃度が薄まり、なかなかに耳心地の良いものに。そしてライダーズカヴァーの数々もやっぱり聴きどころ。彼の歌う『バック・シート』は退廃具合3割増。たまらんよ。次にソロ・ライブが開催されるあかつきには、是非馳せ参じたい所存。

カテゴリ違いの話題ですが、中野ブロードウェイ内のまんだらけ腐女子館。個人的にそういう嗜好は持ち合わせていないものの、友人の付添いで足を踏み入れる機会が偶にあります。そこで時折見掛けるのが、ライダーズ楽曲タイトルがそのまんま冠されたパロディ同人誌。「9月の海はクラゲの海」(ナルト)、「物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、眼をつぶれ」(デスノート)、そして先日目に止まったのが「服を脱いで僕のために」(オリジナル)。他にも「愛してるって言わなきゃ殺す」(こちらは戸川さんの『好き好き大好き』より)なんつーのも。こういうのを見掛ける度に多少の脱力感が。