観ました



歌ってるメンバーはちゃんと映して欲しかったとか、もうちょっと俯瞰した画も欲しかったとか、そういった不満点が帳消しになるほどに素晴らしい。言及したい事柄はたくさんあるのですが、そちらは後日に回して、とりあえず小川麻琴について。


これ観て小川評価しない人って一体何なの?どこ見てんの?人間? と、原理主義チックな考えが頭をよぎってしまうほど小川さんのパフォーマンスに魅せられたのです。例えば『ラブマシーン』。矢口さん脱退後、この曲での彼女のパートはすべて小川さんに引き継がれました。カメラに抜かれる回数は当然の如く多くなります。で、映り込むその瞬間瞬間がいちいち最高。大幅に身体が絞れたというのも大きな要因で、動きのひとつひとつに以前よりもメリハリが感じられます。歌唱面も随分安定しているし、動きながらも歌える、という点に於いては高橋さんにも決して引けをとっていないと思います。この2トップでのダンス・ユニット、一度でいいから見てみたい。ところで、前述の『ラブマシーン』。「恋はダイナマイト」のパートでの小川さんのグラインドがややエグめなほど凄いことになっていますが、そのやり切り感には敬服しますわ。

『Shall We Love』や『GET UP! ラッパー』などのアグレッシブ・躍動感ある楽曲に関してはケチのひとつすら付けようがありません。小川さんの今後の課題は、『声』や『ふるさと』等のスロー系楽曲へのアプローチをいかように為すか、という点にあると思っています。彼女の魅力であり最大の売りが、そのしなやかかつダイナミックなダンスなのだとすれば、そのダンスが封印されるスロー系楽曲の魅せ方、これを充分に研究し、更なる躍進を狙って欲しいものです。…DVDの感想から少しズレてしまいました。