ハロプロ以外楽曲大賞

折角なので、シヴイさん(id:shibui)の企画にのってみます。今更でごめんなさい。

楽曲部門

1位『Paradise Express』 カーネーション

WILD FANTASY

WILD FANTASY

『夜の煙突』に続く名曲であると確信しています。メロディ、ヴォーカル、演奏、アレンジ等々楽曲を構成するすべての要素が優れているのは言わずもがなですが、ズ抜けて優れているのが直枝政広による歌詞。彼の言語センスは本当に素晴らしいです。ライブで聴くたびごとに泣かされました。

2位『Frederick』 鈴木祥子

鈴木祥子

鈴木祥子

パティ・スミスのカヴァー曲なのですが、切実さ真摯さは本家をも凌駕しています。魂を削りながらうたう壮絶な愛のうた。

3位『エレクトロ・ワールド』 Perfume

Perfume?Complete Best?(初回限定盤)(DVD付)

Perfume?Complete Best?(初回限定盤)(DVD付)

終始飛び交う電子音、加工されたヴォーカル…ある意味フィジカルなハロプロとは対極に位置するようなPerfume。なんだかんだで愛聴盤でした。キュートな女の子とテクノ・ポップの組み合わせは抜群の相性のよさ。そんでもって気後れすることなく気軽に覗ける懐の広さがとても魅力的なのです。

『エレクトロ・ワールド』は特に歌詞がいいです。

      この世界のスイッチ 押したのは誰なの
      あああ もうすぐ 消える エレクトロ・ワールド

全編通してこのように2次元的展開を見せる歌詞。GONZO制作のサイバーなPVも手伝って非現実な世界を楽しめます。

4位『TREE CRIMBERS』 木村カエラ

TREE CLIMBERS

TREE CLIMBERS

「うへーかっけぇ」と素直に恐れ入った楽曲。英詩パートの性急さと畳み掛けるバンドサウンドの併せ技にやられました。凛々しいカエラ嬢というのは非常にカッコよろしい。彼女のキィにも合っていましたね。

5位『Seven Deadlines』 青山陽一

DEADLINES

DEADLINES

ライブで聴いて更に好きになった一曲。中原由貴さんのタイトなドラミングと、千ヶ崎学さんの主張するベースラインに痺れまくりました。勿論、アオヨーさんのブルージィなギタープレイにも。
社会の窓開いていた」というおちょくった歌詞もまた味わい深し。捻くれは健在です。


推しメン部門

かしぶち哲郎ムーンライダーズ

わたしのアイドルです。ビックリするほどにカッコイイ。
どうしても一曲に絞れなかったムーンライダーズムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド。贔屓目抜きに傑作だと思っています。是非ともご一聴を。賑やかなのが好き!という方はこちらのmoonriders the movie「マニアの受難」Original Sound Trackをどうぞ。30年の重みに震えます。

気が付けば邦楽のみになってしまいました。洋楽では、ドナルド・フェイゲンやフレイミング・リップスの新作をよくよく聴いたけれども、曲単位となると上記の5曲をより好んだ、ということで。


更新は途切れ途切れ、書き出せばグダグダ。こんな日記ですが、読んでくださったみなさま、どうもありがとうございました。それではよいお年を。